タロットカード、大アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージはあくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
※『占いnote』に掲載された記事を修正・加筆・再構成して掲載しています。
隠者(The Hermi) イメージ
隠者のカードには、山の頂上に賢者が一人で立っている様子が描かれています。
この人物は、聖者でありグルです。
深遠なる知識の山々を旅し、精神の啓発というゴールを辿り着き、悟りをひらいたのです。
彼は自らの中にある矛盾・対立・葛藤、すべて飲み込むことができます。
達観しているのですね。
また、彼は人の心の傷を癒し、道に迷っている人に助言を与えます。
私利私欲を持たず、正しい導きを与えてくれるのです。
でも、彼は孤独です。
隠者のカードのイメージは、『スターウォーズ エピソード8』でお久しぶりに出てきたルーク・スカイウォーカーかな。
正位置は、レイにフォースの訓練を許可した後のルーク。
逆位置は、レイにフォースの訓練を頑なに突っぱねたルーク。
って、スターウォーズ観てないとわからない説明ですね。
正位置は、人生を達観して、自ら孤独を選択しているけれども、人とのつながりを拒否しているわけではない。
逆位置は、人生を達観というよりもあきらめて、自ら孤独を選択肢て、かつ、人とのつながりも拒否している引きこもりのゴミ屋敷のじーさん、みたいな感じです。
隠者(The Hermi) 意味
基本の意味 正位置
深慮、慎重、哲学者、魂の導き、英知、勤勉、孤高、探求者、相談、知識、思慮分別、賢明なアドバイス、秘められた知恵、純真と謙遜、心配り、霊感、達観、精神科医(男性)、パイオニア精神の持ち主(男性)、寡黙、カリスマ性、自分の判断を信じる
基本の意味 逆位置
欺き、用心深い、警戒する、禁欲、無分別、軽率、不謹慎、不道徳、無学、未成熟、落ち込み、消極的、秘密を持つ、内気、神経質、秘密主義、無責任、自分でどうしていいのかわからない人、男性のうつ、男性のヒステリックさ、カリスマ性