タロットカード、大アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手（リーダー、占い師）のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージはあくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
※『占いnote』に掲載された記事を修正・加筆・再構成して掲載しています。
法王（The Hierophant） イメージ
法王のカードは大衆にいきわたった規範、慣習、実践を表しています。
私たちは昔からの教えや言い伝えを受け入れるよう求められていますが、法王は人の心の内に存在する教師であり、道しるべ、先行きへのヒントを与えてくれる存在です。
正しい道、古来からの道、古くからの慣習、そういったいわゆる“正しさ”を示してくれる、ということですね。
正位置では、伝統的なスタイルをよしとすることを表します。
出会いなら紹介、結婚ならお見合い、就職なら古くからある企業への就職、などです。
学校なら、一般の教育機関（高卒認定される教育機関）。
逆位置では、伝統的なスタイルにこだわらなくていいよ、ということを表します。
出会いも結婚も、SNSやアプリなど時代にならったもの。
就職ならベンチャーや、フリーランスなどです。
学校なら、フリースクールやインターナショナルスクール（高卒認定されない教育機関）。
それから、法王のカードは、彼は神と人間との仲立ちをして、神の言葉を伝える役目を持っています。
ひらめきのようなメッセージがあるよ、という暗示だったりもします。
正位置、逆位置、ともによい意味のカードです。
法王（The Hierophant） 意味
基本の意味 正位置
良縁、人生のアドバイザー、温和、宗教、模範的な方法、援助、冠婚葬祭、供養、保守的、常識、慣習、社会のルール、道徳的方法、権利と義務、アドバイス、学習、学校教育、教師、伝統的
基本の意味 逆位置
考え方が古い、古い考えに洗脳される、裏社会、独善、誤解、おせっかいなアドバイス、孤立、中傷、お人よし、無気力、鈍感、事実婚、ユニーク、斬新、独創的、治験医療、最先端の医療
