けものを手なずけるほどの愛「力/ストレングス」

占い
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タロットカード、大アルカナの意味を解説していきます。

ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。

実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。

ここで紹介するイメージはあくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。

※『占いnote』に掲載された記事を修正・加筆・再構成して掲載しています。

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力(Strength) イメージ

力のカードの描かれている女性は、内なる獣性をおとなしく手なずけてしまう女神ビーナスです。

彼女は自分自身の目標を達成するため、愛の力を使います。

ここでの愛とは、恋愛的な愛ではなく慈愛の愛。

彼女は愛と尊敬をもって、理解し許そうとする人の優しさなのです。

怒りの気持ちや恐怖心に振り回されることはありません。

愛の力を信じているからです。

正位置のイメージは、奇跡の人のサリバン先生です。

ヘレンケラーに「ウォーター!」を教えた先生です。

サリバン先生は、それこそ獣のようなヘレンに言葉を教えました。

愛を持って彼女を導いたんですね。

逆位置は、愛なんて信じない、人のためになんか動かない、という独善的な人のイメージです。

力のカードは「汝自身を知れ」という格言を表現しています。

自分の力量を知っている人ほど、謙虚だったりしますよね。

自分自身を理解することで、人は力を得ます。

その力によって、無意識の本能(我欲)をコントロールすることができるようになるのです。

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力(Strength) 意味

基本の意味 正位置

「汝自身を知れ」、困難の克服、内なる獣性のコントロール、内なる影に勝つ力、劣等感を克服する力、自分を知る、真理、勇気と自意識、正しい知恵、行動、成功と名誉、大恋愛、人に親切にする、自分をほめる

基本の意味 逆位置

わがまま、力の悪用、葛藤、独裁、権力の乱用、調停、自制、激情、怒り、自己嫌悪、冷淡、無気力、病気、暴挙、破綻、過信、欲望、心臓病

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