タロットカード、小アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージは、あくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
※『占いnote』に掲載された記事を修正・加筆・再構成して掲載しています。
ソードのエース(Swords Ace) イメージ
ソードのスートは、損失や敗北など人生における悲哀がテーマ。
ソードのエースはその始まり。
イメージは、絶対に負けられない戦いがここにはある。です。
ワンドにニュアンスが近かったりもするんですが、ワンドは牧歌的な戦いで、ソードは頭脳戦だったり生きるか・死ぬかみたいな戦いになります。
そして、ワンドもソードもテーマに仕事っていうのがあるんですが、ワンドの仕事は農耕みたいな体を動かす仕事で、ソードの仕事は頭を使う仕事(転じて詐欺とかね)になります。
話を戻して、ソードのエースです。
正位置では、困難な状況に立ち向かっていこうとする強靭な精神力を表します。
いばらの道とわかっているけど絶対にやりとげる!な感じ。
『母を訪ねて三千里』というアニメで、主人公のマルコがお母さんを探す旅に出るその時が、まさにソードのエースの正位置。
『母を訪ねて三千里』ってマルコは試練の連続なんだけど、この試練が続く感じもソードです。
恋愛では、ダメ元でアプローチのイメージになります。
逆位置は、ムリムリムリムリの状態。
そして、できないことを「おまえがそういったからこうなった」みたいに責任転嫁するのもソードの逆位置。
さらには、できない自分に対して「自分はダメなヤツだ」って自分で自分をけなすような感じもソードのエースの逆位置ですね。
恋愛では、大絶賛ケンカ中か、それは恋ではありません。です。
ソードのエース(Swords Ace) 意味
基本の意味 正位置
困難な目標に向かって突き進む、意思の力による第一歩、精神力による勝利、実力発揮、決断力、成功、正直に素直に行動する、平和と公正がある結果、アタック、やり遂げねばならない使命、意思の固さ(困難は知った上)、痛みを伴う改革、一度やり始めたら貫く
基本の意味 逆位置
歯の立たない問題、プレッシャー、八方ふさがり、妨害、反対、独裁的行為、無謀、攻撃的な行動、恐れから残忍性が現れる、脅迫、犠牲、妨害、反対、仕打ち、愛の失敗、多くの敵、不毛、乱暴、心の弱さが邪魔して踏み出せない、精神的な攻撃、相手ばかりを責める