タロットカード、小アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージは、あくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
※『占いnote』に掲載された記事を修正・加筆・再構成して掲載しています。
ペンタクルの4(Pentacles 4) イメージ
ペンタクルのスートは、お金や物質に関することがテーマ。
ペンタクルの4のカードには、ペンタクル(金貨)を両手に抱え、両足で踏みつけるようにキープしている人物が描かれています。
ザ・守銭奴って感じです。
ペンタクルの4のカードに描かれている人は、自分の力で成り上がって財や地位を築いた人です。
だからこそ、このお金を絶対に渡したくないし、めちゃめちゃ執着しているのです。
執着っていうと悪いニュアンスにとらえがちですが、お金(物質)への執着は、一概に悪いものとは言えません。
お金(物質)への執着心があるからこそ、お仕事って頑張れるものです。
このように、執着心がよい方向に表れているのが正位置になります。
一代で事業を大きくした会社の社長さんとか、成り上がり系のお金持ちのイメージですね。
ワンマン経営で成功している人です。
恋愛では、自分がどんな状況であっても相手を手放さないぞという感じ。
これは良い意味でもあります。
昔の日本(昭和の初めぐらいまで)って、お金持ちの男性は、お妾さん(二号さん)を持つ文化があったんですよね。
お妾さんには、ちゃんと住まいも与えて、金銭的な面倒を全部見るというものです。
この場合は、執着心ではなく男の甲斐性とか男気ですね。
そして、執着心が悪い方向に表れるのが逆位置です。
守銭奴すぎて、ワンマンすぎて嫌われる経営者です。
恋愛では、とにかく勝手。
自分のことは棚に上げて、相手のちょっとした過ちをねちねちつついたり、裏切りは絶対に許さないようなタイプです。
恋人にお金を使わないタイプもペンタクルの4の逆位置かな。
ペンタクルの4(Pentacles 4) 意味
基本の意味 正位置
物質的利益、金は力なり、経済的な力がある、良好な統率力、ワンマンで成功、ビジネスの成功、貯蓄家、ケチ、守銭奴、物欲、全てに対する独占欲、金銭への執着が励みになる、手堅い、遺産相続、一時的には安定する(問題ない)
基本の意味 逆位置
物質的窮地、邪魔が入る、安定が失われる、ずさんな経営管理、軽率な行動、避けがたい障害、基盤がぐらつく、頑固な抵抗にあう、築き上げたものを守れない、とったとられたのトラブル、度を超えたワンマン、保留、延期、浪費、不注意