タロットカード、小アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージは、あくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
※『占いnote』に掲載された記事を修正・加筆・再構成して掲載しています。
ソードの7(Swords 7) イメージ
ソードのスートは、損失や敗北など人生における悲哀がテーマ。
ソードの7のカードは、損失からの逃亡・逃避を表します。
人を騙すソードの5や、問題はあるけどとりあえず先に進むソードの6に似ています。
ソードの7の特徴は、相手の大事なものを奪ってから逃げる、というところ。
あまりよい意味のカードではありません(特に正位置では)。
でも、個人的には『ルパン三世・カリオストロの城』のイメージもあります。
「おじさまは何も盗んでいませんわ」と言うクラリスに、銭形警部はこう返します。
「奴はとんでもないものを盗んでいきました。 あなたの心です」
あとは、あなたの心に忍び込んだり(魔女ッ子めぐちゃん)、もします。
正位置では、逃亡をはかることに焦点があてられるのでただのドロボーになります。
逆位置になると、盗んだものを返したり、ひどいことしてごめんねと反省・更正をします。
ちなみに、ソードの5は最初から騙す気満々、天性の詐欺師、更正するつもりなしです。
ソードの7は、根は良い人なんですよね。
ソードの7(Swords 7) 意味
基本の意味 正位置
裏切り、違法な好意、反道徳的行動、泥棒が入る、知らないうちにダメージが広がる、無意識のうちに自滅する、欲しいものの変わりにプライドは失う、トラブルの種、大切なものを犠牲にする、安易に信用しないように、ずるい考え(思っていることと行動がちぐはぐ)、騙されている
基本の意味 逆位置
正当な信用を得る、人を信用して自分も信用される、予期せぬよいニュース、前向きなアドバイスに従う、自分自身を大切にする、才能、素質、仕事、学問への情熱、健全な計画、謝罪、感謝される