タロットカード、大アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージはあくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
※『占いnote』に掲載された記事を修正・加筆・再構成して掲載しています。
悪魔(The Devile) イメージ
悪魔のカードには、コウモリの翼、ワシの爪、山羊の頭を持った悪魔(?)が描かれています。
これは、この世には存在しない生き物であるということを表しています。
つまり、この悪魔の姿は、見せかけによる間違った判断を暗示いるのです。
悪魔に憑りつかれる、というような表現をよく耳にします。
憑りつくのは欧米では必ず悪魔ですよね。日本では妖怪とかお化けもいるけどね。
共通しているのは、神や仏は憑りつかないってこと。
つまり、悪魔のカードは、何かに憑りつかれたかのように依存してしまうような状態を表すのです。
とはいえ、悪魔のカードは怖いだけのカードではありません。
正位置の場合、寝食を忘れるほどに夢中という意味もあります。
恋愛では、その人の存在そのものに依存している、その人なしでは生きていけない、という時にも出たりします。
恋愛初期の「あなたに夢中よ」みたいな時も悪魔のカードです。
逆位置になると、この依存状態、夢中な状態が抜けてきます。
恋愛では、カーっと燃え盛った気持ちが良い意味でクールダウンしてくる感じですね。
悪い習慣をスパッと辞められたり、ネトゲ廃人からの復活も悪魔のカードの逆位置です。
悪魔(The Devile) 意味
基本の意味 正位置
依存症、執着心、腐れ縁、強欲、癖、暴力、束縛、誘惑に負ける、堕落、悪い習慣からくる病気、転落、見栄、自己破壊、不幸、犯罪、ドラッグ、逆境、悪循環、悪意、異常な努力、偽装結婚、恐怖からの判断ミス、中毒、ストーカー、恐ろしいものとの出会い、囚われの状態
基本の意味 逆位置
はまっていたものから抜け出す、執着心からの解放、更生、悪縁を断ち切る、乗り越える、目覚める、自立、不動産、財産、貯金、土地投資、実利主義、偽装、攻略、金銭、休息