タロットカード、大アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージはあくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
※『占いnote』に掲載された記事を修正・加筆・再構成して掲載しています。
審判(Judgement) イメージ
審判のカードは、「キリストの復活」がイメージされたカードです。
魂が地上での役目を終え、自分の故郷(天界)へと呼び戻される(復活する)様子を描いています。
このカードに描かれている大天使ガブリエルは、神の言葉を伝えるメッセンジャー。
ラッパを吹いて、審判の時がきたことを人々に知らせ、人生・行動・考えの審判へと導いていくのです。
正位置では、正しく復活できることを表します。
恋愛で復縁を望んでいた場合、復縁が叶うということになります。
逆位置では、復活は叶いません。
恋愛では、復縁はできない、復縁を選ばない方がいい、となります。
審判のカードの次は、タロットの大アルカナ22枚の最後、完全達成を意味する「世界」のカードになります。
なので、審判のカードは、完全達成に向けての最終仕上げが行われるのです。
そのための最後の審判なのですね。
恋愛で、復縁となってもならなくても、それがあなたのストーリーの完成形(あなたの幸せ)ということです。
審判のカードは、キリスト教思想の強いカードなので、なかなか解釈が難しいかもしれません。
審判(Judgement) 意味
基本の意味 正位置
自力での復活、復縁、真実に気づく、目覚め、覚醒、決心、解放、よみがえる、訴訟や闘争の終結、改革、仲直り、開眼、勝利、パートナー、発想の転換、良い判決、やり直し、報酬、退職金
基本の意味 逆位置
目的の変化、失望、再起不能、復縁はできない、解放されない、停滞、認識の拡大、改善された状況、別居、引き離される、孤立、喪失、放棄、自分で自分を抑える、満足な治療ができない(病気)