タロットカード、小アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージは、あくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
※『占いnote』に掲載された記事を修正・加筆・再構成して掲載しています。
ワンドのエース(Wands Ace) イメージ
ワンドのスートは、仕事に関することや、争い・競争がテーマ。
ワンドのエースは、その始まり。
新しいことを始めるぞ! 新しい目標に向かって進んで行くぞ! って意気込んでるときです。
イメージとしては、アポロ計画なんかまさにワンドのエース。
とにかくやろうよ! みたいなね。
特に、アポロ11号が月面着陸を果たしたとき、
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」
とアームストロング船長が言いましたが、これがまさにワンドのエースの感じ。
それから、映画『ピンポン』での主人公ペコのセリフ。
「卓球で一番になりたいの僕は」
これもワンドのエースです。
恋愛では、頑張って口説くぞってときにもでます。
正位置は、超前向きです。やる気まんまんです。
仕事始めの日の目標設定だったり、初出社日だったり。
恋愛では、よっしゃ口説くぜー!みたいなイケイケ(古)の時です。
逆位置になると、始めの一歩がうまく踏み出せません。
初出社がさんざんだったときや、やる気だけからまわりしているとき、最初からやる気のないときや、負け試合の場合も逆位置ですね。
恋愛では、最初からなにもかも噛み合ってないようなとき。
映画『ピンポン』を例に出すと・・・
一番になりたいと言ったペコがワンドのエースの正位置。
挫折して一番になりたい気持ちがぽきっと折れたペコがワンドのエースの逆位置になります。
それから、これは私のリーディングでは、男性の性的欲求を表すことがよくあります。
正位置は、欲求ありあり。
逆位置ではEDとか、性欲がそもそもないようなときになります。
ワンドのエース(Wands Ace) 意味
基本の意味 正位置
アイディア、計画、目標への第一歩、状況の始まり、可能性、創造と独創、実践的力、勢力、勢いがある、計画の成功的発進、意欲、ことが始まろうとしている状況、仕事をはじめる、頑張って口説く、エネルギー、力強さ、欲望、性的な欲望
基本の意味 逆位置
新しい目的の延期、スタートでつまずく、ボタンの掛け違い、困難、無感動、敗北、自分本位、頑固になる、スタミナ不足、退廃、中断、不満、下落、暗い見通し、短気、破滅に至る自信過剰、破壊、自分で自分を叩く(自己嫌悪からの自己攻撃)、相手に意思が通らない、不妊、不能、不毛