タロットカード、小アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージは、あくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
※『占いnote』に掲載された記事を修正・加筆・再構成して掲載しています。
ソードの8(Swords 8) イメージ
ソードのスートは、損失や敗北など人生における悲哀がテーマ。
ソードの8のカードを見てみると、人質なの?って感じがしますが・・・
いえ、そこまで物騒なカードではありません。
ソードの8のカードは、精神面での限界、精神面での不自由さを表すカードです。
カードには、人物が目隠しをされ、縛られている姿が描かれています。
これは誰かがやったものではなく、自分からできないという呪縛に縛られにいってることを表現しているのです。
正位置では、自分で精神面の限界を作っちゃったり、自分で不自由にしちゃう状態です。
私にはできない、私には無理、ですね。
やってみたらできるかもしれないのに、やりません。
恋愛では、典型的なでもでもだってちゃんです。
あと、ケンカしてお互いに文句を言い合ったけど言い足りないときの、言いたいことはまだまだたくさんあるけど今日はこの辺にしとくか、の感じ。
逆位置は、自分で作っていた限界から自由になる状態です。
やってみたら私でもできた、結構簡単だった、な感じ。
恋愛では、恋愛をするために自分を変える努力をはじめます。
私には恋なんてできないと思ってた状態から、好きになってもいいですか?状態まではきてます、確実に。
イメージとしては、マンガ『海月姫』の主人公(および仲間たち)ですね。
ソードの8のカードは、結構やっかいなカードかもしれません。
自分を縛っているのも、自分を傷つけているのも、全部自分だからです。
状況を変えるには、自分が変わることが必要なんですよね。
そして、限界って、実は自分が作っている幻なんです。
ソードの8(Swords 8) 意味
基本の意味 正位置
自分の力に気づいてない、精神的拘束は自分で生み出している、自分で檻を作っている、攻撃的な行動の行き詰まり、優柔不断、四面楚歌、人からの干渉による混乱、制限された力、奪われた自由、非難、中傷、孤立、抑圧、悪くないのに非難されている状態、籠の中の鳥状態
基本の意味 逆位置
自由な行動、心の鎖をはずす、制限がなくなる、脱出、苦しかった状況に救いが現れる、恐れはおさまる、再生、やり直し、克服、新たな恋、生活や態度が変わる、干渉は減る、病気は快方に向かう